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zoom RSS 第62回冬季国体(フィギュアスケート) (1)

<<   作成日時 : 2007/01/26 15:16   >>

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群馬県前橋市で冬季国体がスタート。
ここでは、開会式前日に行われたフィギュアスケートの都道府県別公式練習について触れて行きたいと思います。

会場に着きリンクをのぞくと、練習しているはずの選手たちの姿が見えず。どうやらフィギュアスケートにエントリーしている全ての県の選手がこの練習に参加している訳ではない様です。
次の県の練習時間まで外で時間をつぶしてから再び会場に戻ると、入り口前には京都府の男子選手たちが集まっていて、それぞれが柔軟体操の真っ最中。
その横を通り過ぎて再びリンクサイドへ向かおうとしたその時、今度は柔軟を終えリンク脇の通路に出て来た大田由希奈選手とバッタリ。
太田選手もすぐにこちらに気づき、ニッコリと笑顔を見せてくれました。

「風邪の方は大丈夫?」と聞くと、
「う〜ん、完全に治ったとは言い切れないかなァ。でも前より随分良くなっています。」と太田選手。
「TVで放送された全日本選手権でのインタビュー、声がかすれていたからかなり心配したんだけど…。」と続けると、
「あれは…、(恥ずかしいから)もういいです(苦笑)。」という事でした。

京都府の公式練習が始まると太田選手は真っ先にリンクに入ったのですが、その首にはバーバリーのマフラーをしたまま。その状態でリンクを数周回り、身体が温まるとそのマフラーをとって本格的に練習開始。
まず最初に見せたのはスパイラル。
今まで試合で見せていたノーマル(左足・フォアアウト→イン)→身体の前でキャッチフット(バック)→ビールマン(バック)のポジション変化の他に、ノーマル(左足フォアイン→アウト)→Y字(左足を左手でキャッチ・バック)というポジションも披露してくれました。
続いてシットターンの入ったサーキュラーステップ、フライングキャメルスピン(ドーナツへ)などをを見せた後は、一つ一つジャンプの確認を始める太田選手。
それぞれシングルジャンプから跳び始めたのですが、2Aと3Sで苦戦。3Sではひどく転倒してしまい一瞬ハッとするシーンもあったのですが、その後は何事もなく起き上がり、最後は2A、3Sともに何とかまとめていました。
SP用のジャンプ練習を終えると、今度はFS用のルッツジャンプの練習へ。
この時間内では3Lzには挑戦しませんでしたが、2Lzを繰り返し跳びいい感触を掴んでいた様です。

北海道から成年男子には柴田嶺選手が出場。
3Lo、3S+2T+2T、3Ls+3Tなどを比較的順調に決めていたのですが、2Aで大苦戦。何度も挑戦してもすっぽ抜け、1Aになってしまっていたのがとても気がかりでした。
同じく北海道から成年男子に出場する小田嶋隼選手も3Lzで苦戦。何度も転倒してしまい、納得のいかない表情でリンクを後にしていました。

岡山県と新潟県の公式練習の時間には、新潟から成年男子に出場する本田瑞希選手ただ一人だけが参加。これではまるで“貸切”ですね。
3T+2Tのコンビネーションジャンプなどを決めた後は、ひたすら3Sの練習。本田(瑞)選手の苦手としているジャンプなのでしょうか。こちらも転倒を繰り返していたのですが、最後にクリーンな3Sを2度続けて成功させ、ホッとした表情を浮かべていました。

岐阜県から少年女子に出場する永田有里奈選手は3T+2Tのジャンプの時、後ろの2Tで片手を挙げながら跳んでいたのが印象的。練習中も笑顔が絶えず、最後にはきれいなレイバック→ビールマンのスピンやフライングキャメルスピンを見せていました。

なお、会場に到着した時間から見た範囲内では、愛知、大阪、岡山、兵庫、福岡といった有力選手の集まる県はこの都道府県別の公式練習への参加を見送った様です。

成年男女のSPの練習が始まる頃に合わせて会場に足を運ぶと、入り口のボードにはそれぞれの部門別の滑走順が張り出してありました。
最初に行われる成年女子の滑走順に目を向けると、なんと一番上に太田由希奈選手の名前が!
丁度横のロビーで柔軟体操をしていた太田選手をつかまえて、
「第一滑走になっちゃったけれど、苦手意識とかはない?」と聞くと、
「自分の場合、結構一番滑走というのは経験しているので大丈夫だと思います。」という心強い返事がかえって来ました。
「ここのリンクの氷の具合はどう?インカレが行われた宇都宮のリンクでは皆ジャンプミスが多くて氷が固かったのかな?と思っていたんだけど…。」とたずねると、
「う〜ん、その辺はあまりよく分からないです。いつもデコボコの氷の神宮のリンクで練習しているので、そこよりはどこも氷はきれいです。」と太田選手。
これには思わず納得!してしまいました。
(これは決して神宮のリンクの製氷が悪いというのではなく、このリンクを利用している絶対人数がどこよりも多いので、綺麗に製氷してもすぐに氷が荒れてしまうという意味に受け止めました。)

この滑走順のボードを見ている時、会場には練習に参加する選手らが続々と到着。そのうち故郷の岡山県から出場する平井絵己選手がすぐ脇に来て滑走順を覗き込み「オーッ!由希奈ちゃん、一番最初や!」と叫んだので、思わずその声の方を振り返るとその横には本田武史プロも一緒でした。今回はこの平井選手専属コーチの様です。

太田選手のSPの公式練習では、前半でそのSPで跳ぶジャンプを全部練習し終え、残りの時間を使って3Lzに何度も挑戦していたのが印象的。数えてみると8回連続で跳んでいました。そのうち転倒が2回ありましたが、最後にはリンクサイドから応援していた同じ京都の小林亜美選手の声援も力になったのか、あとほんの少しでクリーンというレベルまで到達。
練習後はすがすがしい表情も見せていた太田選手。全日本選手権で決め切る事が出来なかったこの3Lzをこの国体で披露出来るか?ぜひ期待して見守りたいですね。

愛知県から出場する宮本亜由美選手は最初に綺麗なチェンジエッジのスパイラルを披露。局がけでは3T+2Tのコンビネーションも決めていました。ただ3Loが1Loになってしまい、その後もこの3Loで苦戦。見ていた範囲内ではクリーンな3Loを決めていなかったので、本番では果たして。

宮城県から出場の鈴木明子選手には長久保コーチが帯同。曲がけでも3Lz+2T、3Fを決め、ユニバーシアードで優勝した好調さは持続している様ですね。
中でもストレートラインステップの出来は素晴らしく、上半身を反らすなど全身をフルに使いながら、後半には速いツイズルも見せるなど本当に見所いっぱい。
成年女子では優勝候補の最有力なのではないでしょうか?

岡山県の平井絵己選手が練習を始めると、リンクサイドには本田武史コーチが立ってアドバイスしていました。しばらくすると次のグループで練習する京都の小林亜美選手に帯同して田村岳斗コーチがすぐ横を通りかかり、それに気づいた本田コーチとしばし談笑。この様に2人がコーチとしてリンクに並ぶ姿を見せられると、何だか時代の流れを感じてしまいます(笑)。
平井選手はコンビネーションスピンの最後を締めくくるI字スピンで、片手を途中で離していたのがちょっと斬新に感じました。3T+2T、3Sも決めて、彼女も好調そうです。

その頃、向かいのスタンドに目を向けると、太田選手がポツンと独りで座り、何やら手元を見ながら熱心に作業をしている真っ最中。
よく見ると、それはマフラーを手編みしている様でした。なかなか器用なんですね。
その後はノートを取り出して、ひたすら勉強モード。
ふだんリンクではあまり見せないこの様な姿は、かなり貴重かもしれませんね。

今回は成年女子で懐かしい顔も見る事が出来ました。茨城県から出場の石田さやかさん。大学を卒業と同時に競技選手を引退したと思っていたのですが、この国体で戻って来てくれました。ジャンプはブランクのせいかさすがに精度はあまり感じられませんでしたが、凛とした雰囲気を保ちながらの滑りは健在。この魅力を最大限に生かした演技に期待したいです。

成年男子SPの第一グループはかなり豪華。
南里(福岡)、神崎(大阪)、小林(神奈川)、大上(岡山)、田村(京都)と誰から見たらいいか本当に迷ってしまいました。
リンクサイドには京都の太田由希奈選手と小林亜美選手に加えて平井絵己選手の仲良しトリオが並び京都の田村選手には「拓ちゃん、ガンバ!」と笑顔で声援。でもどちらかというとリンク内を見て応援していた時間より3人でおしゃべりしていた時間の方が長かったような気が…(笑)。
その3人に途中から次のグループで滑る“根っからの関西人”織田信成選手が加わり、おしゃべりはさらにヒートアップ。火に油を注ぐ状態というのはまさにこの事ですね(笑)。
それでも田村選手が曲がけで3Aを決めた瞬間は見逃さず、皆で「イェーイ!」と盛り上がっていました。

3Aは南里、神崎、大上選手らもしっかりと決め、南里選手は3F+3T、神崎選手は3T+3Tも危なげなく披露。神崎選手がこのコンビネーションを決めたのは太田、小林、平井の仲良しトリオの目の前。思わず「ホゥ!」と雄たけびを上げていました(笑)。

一方、この3Aで大苦戦していたのが小林宏一選手。跳んでも跳んでもすっぽ抜け、練習時間が終わるぎりぎりでやっと2回連続して成功!決めた後はかなりヘロヘロだった小林選手。それでもリンクサイドからの拍手に笑顔を見せていました。

織田信成選手は今回のメンバーではやはり頭一つ出ている感じ。3A、3Ls+3Tも安定して決め、そのジャンプを跳ぶ回数も必要最小限にとどめるなど練習内容から余裕が感じられました。スピンもキレのあるものを披露。
大阪から成年男子に出場する選手は、この織田選手に神崎選手という布陣なので、県別では優勝は間違いないでしょう。この2人のワン、ツーフィニッシュも十分考えられますね。

柴田嶺選手は都道府県別の公式練習から不調だった2Aにここでも大苦戦。5、6回連続してすっぽ抜けると、思わず天を仰いでしまいました。結局最後まで2Aを決め切る事が出来ず、かなり不安を残した練習内容となってしまいました。
それでも最後の最後で披露したドーナツ、ビールマンのポジションを含むコンビネーションスピンは相変わらずの美しさ。
この不安要素を跳ねのける柴田選手の巻き返しに期待したいです。

最後に…。会場の入り口には地元紙「上毛新聞」による群馬国体を特集した別刷りが置いてあるのですが、注目選手で織田選手と太田選手がピックアップされていました。
簡単なプロフィールのみの紹介ですが、会場へいらっしゃる方は手にとってご覧になってみては?

・第62回国民体育大会冬季大会スケート競技会(日本スケート連盟HP)
http://www.skatingjapan.jp/National/2006-2007/Figure/NationalFestival/index.htm

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