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zoom RSS 「すぽると」 全日本選手権に向けて 太田由希奈選手 浅田舞選手

<<   作成日時 : 2006/12/24 00:36   >>

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「すぽると」での各選手の特集を見て、思い出した事を少し書こうと思います。

・太田由希奈選手
先月に開催された「京都フィギュアスケートフェスティバル」の会場は京都アクアリーナ。そこで太田選手のお母さんに「2002年の全日本選手権はここが会場でしたね。その時に由希奈さんが演じたFS「トゥーランドット」は最終滑走でプレッシャーがかかる場面だったにも関わらず、ノーミスで本当に素晴らしい演技でした。」と伝えると、
「でも、あの演技も新採点システムが取り入れられる前でしたから…。今もう一度同じ演技をしても、あの時ほど評価されないでしょうね。」というお返事。
「それならば、他の選手も皆同じですよ。」と言いながらも、太田選手が怪我をして競技生活を遠ざかっているうちに、今の採点システムがいつのまにか世界中に普及し定着したのを改めて感じました。

「ジャンプの跳び方も以前のものからもっと脚に負担のかからないものに変え、それぞれ一からやり直しているんですけれど、お気づきになりましたか?2Aはキム先生に『降りた後、そのまま真っすぐ後ろに流れるようにした方がいい。』と言われ、一度その様に直そうとしたのですけれどなかなかうまく出来ず、そのうち2Aに苦手意識を持つまでになってしまいました。それで結局、前の跳び方に戻したんですけどね(笑)。」と太田選手のお母さん。
今の太田選手の2Aは、降りた後リンクに弧を描きながら流れて行きます。
「京都フィギュアスケートフェスティバル」で披露したSP「白鳥の湖」では2Aを一つも入れていなかった太田選手。それなのに自分の出番前、横のサブリンクで繰り返し2Aを跳んでいたのを不思議に思っていたのですが、この様ないきさつがあった事を知り納得。フェスティバル後に行われる国体予選の演技に賭ける強い意気込みを、その太田選手のひたむきな姿から感じました。

かつては2003年の世界ジュニア選手権や2004年の四大陸選手権で優勝するなど輝かしい戦歴を誇る太田選手ですが、今の心境を伺うとその時とはかなり違う様で…。
「今までの私の成績を見て、早くまた世界レベルで戦って欲しいと思って下さる方がいらっしゃるのは知っています。
それはとても嬉しい事なのですけれども、今の私はまだそこまで考えられるレベルに達していないので…。怪我をしてからは、また新しい自分の演技を一つ一つ作り上げているという感じです。前の自分に戻るのではなく、これからの自分に何が出来るかを考えて、少しずつステップアップさせていく過程を楽しみたいと思っています。」
このコメントからは、太田選手が常に希望を持って努力を続けている様子がよく分かりますね。

全日本選手権では、ぜひ太田選手の持つ独特の“華”で、その演技を待ち望む多くの観客を魅了して欲しいと思います。


・ 浅田舞選手
番組内で「全日本選手権のフリー演技は、最終グループで滑りたい。」という目標を掲げていた舞選手。
今シーズンの舞選手を見ていると、それは決して夢ではなくかなり現実的なものの様に感じます。

昨シーズンまでとの違いは、ジャンプのキレが増した事など色々あるのですが、その中でも一番変わったなと感じたのが演技中での表情の作り方。今まではどちらかというと各エレメンツの出来具合によって表情が変化していたのが、今シーズンからは明らかに曲を表現する表情が身について来ました。
ただ綺麗で優雅だけでなく、様々な心情を形に出来る真のスケーターへ。今の舞選手はその過渡期にさしかかっている様に思いました。

2003〜2005年にかけての2シーズンは食中毒や怪我などもあり思うような演技が出来ず、スケートに対するモチベーションもすっかり下がってしまっていた舞選手。その時の様子は「Number 667号」に掲載されている記事でもこの様に触れられています。

舞には過去、こんな呼ばれ方をしていた時期もある。
「問題児」、「女優」
前者は、母、浅田匡子が使い、後者は、妹、真央が使った言葉だ。彼女たちには、この言葉を巡る壮絶な日々があった。苦しんで、悩み、泣き叫んだ時間があった。


その時の事を自分で振り返った舞選手は、こんなコメントを。

「あの頃、傷ついていたんだと思う。」
「何に?」
「わかんない。でも、たぶん、そう。」
そのとき、舞はたったひとつのことしか考えられなかった。
「スケートを止めたい。」
毎日毎日、朝も昼も夜も、ただそれだけを思っていた。
「怪我をしたり、昔みたいにご飯が食べられなくなって、精神的に追い詰められてたのかな。気がついたら、スケートも全然楽しくなくなっていて。あとはもう、止めたい、止めたい、そればっかり。」


そうした中での舞選手の芸能活動。実はこの芸能界入りはお母さんの匡子さんが勧めたものだったとか。
「スケート以外の世界に接すれば、見えてくるものもあるだろうし、そこでの経験がまたスケートに生きる。」と考えて。

でも舞選手はその世界で活動している自分に、いつからか違和感を持つ様に…。

「どんな仕事をしていても、どこかが、何か違ってた。で、ようやく気がついたんです。これは、自分がやりたかった事じゃない。ただ憧れてただけなんだって。舞、何も分かっていなかった。こんなにスケートが好きなのに、止めようとするなんて信じられない。本当に馬鹿だった。」

立ち直った2005〜2006シーズン。舞選手がフリー演技に選んだ曲は元X−JAPAN・YOSHIKIさん作曲の「AMETHYST」。
そのいきさつをこう説明してくれました。

「YOSHIKIさんはこの曲を作った時、壁につき当たって色々と悩んでいたんだそうです。そういう時期に生まれたこの曲。YOSHIKIさんの苦しみを乗り越えようとする気持ちが込められているのかな?と思いました。私も昨シーズンまでは色々と苦しい思いや悔しい思いをして、もう練習したくない!と考えた時期もありました。でも今シーズン、ジャンプの出来はまだまだですが、すごくやる気が自然と湧いてくるんです。私も苦しい時期を乗り越えられたので、そんな気持ちをこの曲でうまく表現できたらいいなと思いました。」

この「AMETHYST」の曲に乗り、2005〜2006シーズンの全日本選手権では大きなミスのない素晴らしいフリー演技を披露。
でも今の舞選手には、その演技でさえ物足りなく感じるまでにスケートに対するモチベーションが高まっている様です。

番組内では言わなかった舞選手の本当の目標。(Number 667号より)

「できれば、3位までに入りたいんです、全日本。前は、全力を出し切れば、結果はどうでもよかった。でも、今は順位が欲しい。メダルも取りたい。本当に、舞って変わった。自分でも、すごくそう思う。少し生意気?」

試練を乗り越え、更に1ステージ上のスケーターへ。舞選手の挑戦をこれからもしっかり見守って行きたいですね。

※ 上記の太字以外の選手、関係者のコメントを無断で引用、転載する事を一切禁じます。ご了承下さい。

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「2006全日本フィギュアスケート選手権」間もなく開幕!
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