記憶箱 〜大切な瞬間をいつまでも留め置くために〜

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zoom RSS プリンスアイスワールド 2006 豊橋公演 (2)

<<   作成日時 : 2006/10/20 23:51   >>

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ここではプリンスアイスワールド 2006豊橋公演 (1) に続いて、ゲストスケーターやPIWチームの演技について書いて行こうと思います。

・ エフゲニー・プルシェンコ
プログラム曲は「トスカ」。上下とも黒の衣装で、胸の部分が一部透けたデザインのものでした。
冒頭では静かに始まるこの曲に合わせ、両腕をしなやかに動かしながらの踊りを披露。そして最初のジャンプの3T+3Tを決めると、場内から大歓声が起こりました。続けて2Aを2回跳んだのですが2つ目のジャンプでは着氷でやや前のめりに。この辺はご愛嬌ですね。(夜の部では最初のジャンプで3Aを決め、続く2Aも綺麗に成功させていました。)
つなぎのステップでも観客へのアピールが満載。東の最前列の席に座る観客の目の前まで滑って行き両手を差し出したかと思えば、すぐに西の最前列の席に座る観客の目の前へ移動。今度は右手を伸ばし、空中で何かを掴む様な仕草を披露していました。面白かったのはプルシェンコがこれらのパフォーマンスを全くの無表情でやっていた事。観客の前では笑顔が当たり前というイメージを覆すとても斬新な演出でした。
プログラム曲でヴァイオリンの早弾きが始まるとそれまでのどこかユーモラスなステップから一転、トリノ五輪でも見せた怒涛のサーキュラーステップを披露し始めました。そのステップの速さ、細かさには本当に驚嘆するばかりで、場内からもこの日一番の大歓声が…。速いツイズルなども入れ、ステップにメリハリをつけながらよどみこなしていく様子からはまさに“王者”の風格が漂い、観る者全てを圧倒する貫禄をプルシェンコに感じました。
あっという間にサーキュラーステップを滑り終えると、再び客前でアピールする様なポーズを取ってみせるプルシェンコ。そのまま右手を差し上げるなど緩急をつけた柔らかい踊りを見せていました。
そして再びヴァイオリンの早弾きが始まると、まるでスイッチが入った様に今度は激しいストレートラインステップを披露。本当に複雑なステップを滑らかにこなしていくプルシェンコには、たたただ驚くばかり。ステップの最後では正面に座る観客に向かって投げキッスをするサービスも。
最後はバタフライを3回連続で跳び、両手を力強く突き出すポーズを決めて演技を終えていました。
大歓声の中、観客への挨拶でも投げキッスのサービスをするプルシェンコ。最後まで洗練されたパフォーマーぶりを発揮していました。

・ イリヤ・クーリック
曲は「Too Darn Hot」。衣装は上着が光沢のあるベージュ色で、パンツが黒のストライプ。それに黒い帽子と黄土色のネクタイを合わせていました。
少し前かがみの姿勢で指を片手で鳴らすポーズから演技が始まり、曲が進むにつれてその音を鳴らす指が片手から両手に。その後は笑顔でお辞儀するなどコミカルな振りを入れながら緩急をつけたターンを披露。観客の手拍子に合わせて速いツイズルなども見せていました。最初に跳んだ3Fは綺麗に成功。その後も曲に合わせ両手で指を鳴らすポーズなどを織り交ぜながらコミカルなステップを披露し、続いて3Tを決めると会場からは拍手が起きていました。
すると、ここで一旦途切れる曲の音。クーリックもそれに合わせる様に仰向けに寝転がってしまいました。そして速いテンポの曲が改めて流れ始めると、スッと立ち上がり今度はきびきびとしたダンスを披露し始めるクーリック。2Aを決めた後のストレートラインステップでもノリノリの曲に合わせ軽快で細かいステップを見せ、その勢いのままネクタイを掴んだ手を差し上げながら2Tを跳び成功させると、会場からは再び大きな拍手が沸き起こりました。
コミカルな踊りはその後も続き、クルッと前転した後に身につけていた帽子やネクタイをとってしまうシーンも。そしてバレエジャンプを2回続けて跳び、バタフライを披露した後はリンク中央で激しく踊りまくり、最後は仰向けにひっくり返ったポーズでフィニッシュ。
今までの華麗な「王子様」風のイメージとは一味違う大人の洒落た演技内容に、終わった後も会場からたくさんの拍手がクーリックに送られていました。

・ 本田武史
豊橋公演では新プログラムを披露。曲は「1492・コロンブス」から「Conquest of Paradise」。衣装は当時の船乗りをイメージしたものでしょうか?白い上着の所々に開いた隙間から下に着たスウェード地の茶色のシャツが覗いて見える様なデザインになっていました。そして袖の下には鳥の羽根の様な白いヒラヒラがあり、腰には白と茶色のまだらになった紐。こちらはベルト代わりに巻きつけられている様でした。
リンクにひざまずき、上体を前に倒した姿勢から演技はスタート。曲が流れ始めると両腕をはばたく様にしならせ、その後リンクについた片手を軸にして回るターンを披露していました。
最初にジャンプは3Aに挑戦していましたが昼の部では1Aに、夜の部では着氷でステップアウトと今回は決めきれず。イーグルはイン→アウトへS字を描きながらエッジチェンジを見せ、アウトエッジの時には両手を頭上に差し上げて曲の雄大なイメージをうまく表現していました。
続く3Tはしっかりと決め、フライングシットスピンを見せた後には両手の拳を力強く突き上げるポーズを披露。ストレートラインステップではエッジを深く使いながら途中で飛び跳ねる様なステップも入れ、最後はバタフライを見せていました。
終盤でもう一度3Tを跳んだ後には、バレエジャンプを2回続けて披露。両手に開脚したつま先がきちんとつく位しっかり跳んでいて空中姿勢がとても綺麗。
最後はキャメル→シット→足換え→シット→アップライト(高速)のコンビネーションスピンを見せた後、両膝をリンクにつき、左手を天に向かって差し上げるポーズで演技を締めていました。

・ 荒川静香
曲は「アヴェ・マリア」で、今回も白い衣装での登場でした。ただ、演技内容はそれまでで一番最近に観たEXPOオン・アイスの演技からも更にマイナーチェンジしてあり、これにはちょっとビックリ。
演技冒頭でノーマル(フォア・チェンジエッジ)のスパイラルを見せた後は、イーグル+2Aを今まで披露していたのですが、今回は3S+2Tのコンビネーションジャンプ(夜の部では3Sがすっぽ抜け1Sの単独ジャンプになってしまいましたが…)に変更。それからキャメル→ドーナツのスピン後に披露していた一連の技は、今までの“ノーマルのスパイラルポジションでエッジをスライド→頭の後ろでキャッチフットするスパイラルポジション(フォア)→ウィンドミル→ノーマルのスパイラルポジション(フォア)→Y字のスパイラルポジションでエッジをスライド”というせわしない動きから“ノーマルのスパイラルポジションでエッジをスライド→ウィンドミル”というシンプルな構成に。
技を大幅にカットし演技時間に余裕が出来た分ウィンドミル後は細かくステップを客前まで踏み、そこで立ち止まると両手を差し上げるポーズをとりながら観客にアピールする時間を新たに取り入れていました。今まで技そのもので魅せる事はあっても、観客一人一人の目を見てしっかりと自分からアピールする場面があまり見られなかった荒川さんの演技でしたが、ここに来て初めてその様な場面を見せてくれました。
イナバウアーの前に入れていた“リンクについた片手を軸に回った後、ひざまずいて後ろに反る技”は今回も披露せず。代わりにそれまで序盤で跳んでいた2Aをここで見せていました。尚、イナバウアー後の3Tは今まで通り。
最後はキャメル(チェンジエッジ)→シット→足換え→キャメル→シット→アップライト(片手を上げながら)のコンビネーションスピンを披露し、両手で何かをすくい上げる様なポーズを見せて演技を終えていました。
今回の演技で初めて自分から積極的に“観客へのアピール”を披露した荒川さんでしたが、まだまだその度合いは控えめなものに留まっています。さらに観客に対して踏み込んだアピールが出来るかどうか。今後の荒川さんの演技では、ここに注目しながら観て行くと面白いかもしれませんね。

【雑感】
ここからはPIWチームの演技について書いて行こうと思います。
今回はメンバーの欠場が相次ぎ、演技内容でも変更された箇所が幾つもありました。

[田村岳斗Pの代役]
・オープニングでは今まで八木沼純子さんと田村岳斗Pが並んで登場するシーンがあったのですが、今回は田村Pが欠場という事でその代役を本田武史Pが務めていました。飛び入り参加の様な状況でしたが、全体の流れを乱さずにこなしていたのはさすがです。

[鈴木誠一さんの代役]
・ペット売り場の「犬」のシーンには今まで鈴木誠一さんが出演。でもブロック大会に出場する選手のコーチをするため日程が重なっているこの豊橋公演は欠場。という事で、こちらでの代役は田中総司さんでした。
・カルチャースクールの「社交ダンス」のシーンでは鈴木さんの代役には誰も入らず、そのせいで女性メンバーが一人余ってしまい、男女ペアで踊る場面も一人で寂しく?踊っていました。
・ギフトセンターの「青春・ギター」のシーンでは酔っ払ったサラリーマンの若い頃の役を鈴木さんが担当していましたが、その役を今回は森山直樹さんが担当。森山さんのパートナーを務めるのが田中総司さんだったので、この役まで田中さんがカバーするのはさすがに無理だった様ですね。

[大島淳さんの代役]
・札幌公演から腰を痛めて欠場している大島淳さんの出番はこの豊橋公演でもなし。そのため「ゴールドフィンガー」の演目はプログラムから外され、「三国志」の場面ではその大島さんの役を田中総司さんが演じていたのですが、天井から吊り下げられた赤い布にしがみつきながら戦うシーンは残念ながらカットされていました。
・カルチャースクールの「民謡教室」も今まで大島さんを含めた3人で演じていたのをショートトラックの松橋浩幸さんと新海俊清さんの2人でカバーし、最後は2人とも笠をとり素顔を披露していました。
・ギフトセンターの「結婚式・指輪」の場面で八木沼さんのパートナーを演じていた大島さんですが、今回はその代役を新井亮さんが務めていました。

[大島淳さんと鈴木誠一さんの代役]
・オモチャ売り場のシーンは大島さんも鈴木さんも出演していたので大幅な内容変更がされていました。
深夜のオモチャ売り場に登場する泥棒は今回、覆面をした薄田隆哉さん一人。フロア中央に飾られている荒川さんの金メダルに気付くとそれまでは大島さんがイナバウアー、薄田さんがスパイラルを真似していましたが、この豊橋公演では薄田さんがウサギの人形役の女性メンバー2人にそれぞれのポーズを取らせた後、後ろから押して滑っている様に見せていました。
その後のストーリーはかなり変更されていて、泥棒役の薄田さんが目をそらしている間に周りのオモチャたちが動き出して次第に薄田さんを取り囲むという設定。(いわゆる「ダルマさんが転んだ」ですね。)
時々薄田さんがオモチャたちの方向を振り向くのですが、それが新幹線の模型役の新海さんとスペースシャトルの模型役の松橋さんの2人にとってはタイミングの悪い時ばかり。新海さんは途中で静止していられずに横倒しになってしまい、松橋さんは片足で長時間立ち続けるハメに…。その松橋さんの足元に薄田さんが座り込みしばらくジッと眺めるシーンもあり、プルプルと震えながら片足で踏ん張る松橋さんに対し、場内から拍手が送られる場面も。薄田さんがやっと目をそらすと、松橋さんはつりそうになった片足をマッサージする仕草を見せていました。(大津公演ではこの松橋さんの役を鈴木さんが演じていたそうで…。今回は代役の代役という事だったみたいですね。)
最後は一番薄田さんに早く近づいた人形役の青谷さんがバシッと薄田さんを叩き、そこで初めてオモチャたちに囲まれている事に気付いてフロアからあたふたと逃げ出すという内容でした。

その他では、正面の大型スクリーンに映し出される内容で荒川さんがスケートを習いに来る場面があるのですが、今回はしっかりそのスケート場の名前が「アクアリーナ豊橋」に変更されていました。

【フィナーレ】

・ 高橋大輔 (昼の部)3F+1Lo+2Lo (夜の部) 3F+3T
・ 本田武史 (昼の部)3A(ステップアウト) (夜の部) 1A(すっぽ抜け)、フライングシットスピン
・ アレクサンダー・アプト (昼の部) 6回連続バタフライ (夜の部) 6回連続バタフライ+アップライトスピン
・ イリヤ・クーリック (昼の部) 2A(ステップアウト) (夜の部) 2A
・ エフゲニー・プルシェンコ (昼の部) 1Aを14回 (夜の部) 1Aを16回
・ 荒川静香 (昼の部) イナバウアー+3T (夜の部) 3S(両足着氷)

印象的だったのは昼の部で2Aをミスして苦笑いしていたクーリックが、夜の部で2Aをしっかり決めた後に次の滑走者のプルシェンコとハイタッチをして喜んでいた事。よほど昼の部でのミスが悔しかったのでしょうか(笑)。

フィナーレ後、ファンから花束を受け取るため最後まで残っていたのは荒川さん。男子のゲストスケーターたちは比較的早めにリンクを後にしていました。荒川さんの仕草で印象的だったのは、ある程度最前列のファンから花束などを受け取ると視線をスタンド後列のファンたちに移し何度も手を振っていた事。それに気付いたファンたちも荒川さんに手を振り返していました。

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