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zoom RSS スケートアメリカ 女子シングル 安藤美姫選手がGPシリーズ初優勝

<<   作成日時 : 2006/10/29 14:30   >>

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◎スケートアメリカ 女子シングルFS 成績
 ※放送後の感想を追加(11月1日)

1. Miki ANDO JPN
(TSS) 125.85 (TES) 70.73 (PCS) 55.12 [7.20 6.75 6.80 6.80 6.90] (Deduction) 0.00

2. Kimmie MEISSNER USA
(TSS) 118.96 (TES) 63.28 (PCS) 55.68 [7.10 6.95 6.95 6.90 6.90] (Deduction) 0.00

3. Sarah MEIER SUI
(TSS) 111.41 (TES) 59.41 (PCS) 52.00 [6.55 6.30 6.55 6.55 6.55] (Deduction) 0.00

4. Mao ASADA JPN
(TSS) 102.39 (TES) 49.03 (PCS) 53.36 [7.05 6.45 6.65 6.75 6.45] (Deduction) 0.00

5. Kiira KORPI FIN
(TSS) 89.95 (TES) 47.51 (PCS) 43.44 [5.65 5.20 5.45 5.35 5.50] (Deduction) 1.00

6. Emily HUGHES USA
(TSS) 89.92 (TES) 39.92 (PCS) 50.00 [6.50 6.20 6.15 6.30 6.10] (Deduction) 0.00

7. Mai ASADA JPN
(TSS) 89.63 (TES) 43.47 (PCS) 48.16 [6.25 5.75 6.10 6.00 6.00] (Deduction) 2.00

・ISUサイト
http://www.isufs.org/results/gpusa06/SEG004.HTM
http://www.isufs.org/results/gpusa06/sa06_Ladies_FS_Scores.pdf

◎スケートアメリカ 女子シングル 総合成績

1. Miki ANDO JPN (Points) 192.59 (SP) 2位 (FS) 1位

2. Kimmie MEISSNER USA (Points) 177.78 (SP) 3位 (FS) 2位

3. Mao ASADA JPN (Points) 171.23 (SP) 1位 (FS) 4位

4. Sarah MEIER SUI (Points) 169.01 (SP) 4位 (FS) 3位

5. Emily HUGHES USA (Points) 147.34 (SP) 5位 (FS) 6位

6. Mai ASADA JPN (Points) 138.29 (SP) 6位 (FS) 7位

・ISUサイト
http://www.isufs.org/results/gpusa06/CAT002RS.HTM

・安藤美姫選手
予定していた3Lz+3Loや3T+2Lo+2Loなどのジャンプも全て入り、ほぼノーミスの演技を披露出来た様ですね。
FSの演技前には「この大会でノーミスの演技を披露出来れば、今の自分が世界でどの位のレベルに居るのかが分かりますし、GPシリーズは世界選手権に向けての調整のつもりで頑張って行きたいです。」とコメントしていましたが、結果はFSが125.85、総合で192.59(歴代3位)というともにパーソナルベストを更新する高得点(それまではFSが2004年のNHK杯の119.46、総合が2005年ロシア杯の172.30が最高得点)をマークしてのGPシリーズ初優勝。
この快挙は現時点でも世界のトップを十分狙える位置にいる事を証明していて、昨シーズン思う様な演技が出来ずに苦しんでいた安藤選手にとってかなりの自信になったのではないでしょうか。
トリノ五輪後、一度気持ちを整理して迷いを吹っ切った安藤選手の鮮やかな復活劇。
今後の活躍を大いに期待させる素晴らしい演技内容ですね。

・浅田真央選手
SPの演技内容からは想像も出来なかったFS4位という成績。冒頭のステップからの3Aですっぽ抜け1Aになってしまった事が、その後の演技に影響してしまったのでしょうか。3+3のコンビネーションジャンプも入らず、スピンもSPと比べるとほとんどがダウングレードしてしまっています。
ジャンプが得意の真央選手。それだけにステップからの3Aという前人未到の難しい技にも挑戦しているのだと思います。でも、さすがに今の真央選手をもってしてもこの技に対する気持ちの比重が大き過ぎて、本番で失敗してしまうとそこから気持ちを立て直すのが相当難しいのでは?と今回の演技から感じました。
そして、この状況から思い出されるのが昨シーズンの2位という成績に終わった世界ジュニア選手権での演技。
勝って当然と言われる事が、いかに重いプレッシャーを選手に与えるかを真央選手が意に反して示してしまった大会でしたが、今回もSPでトップに立った事が逆に“勝ち”を真央選手に意識させてしまったのかもしれません。
自分自身に練習の積み重ねによって裏付けられた確固たる自信があれば気持ちが揺らぐ事もないと思うのですが、まだこのプログラムの練習を始めて3ヶ月という事では、さすがの真央選手でも不安に感じる部分は色々とあったのではないでしょうか?
“2年目のジンクス”という言葉がありますが、SPで素晴らしい演技を披露していた真央選手にはおよそ似合わない言葉だと思いますし、次の試合までどの様に仕上げてくるのか楽しみに待ちたいと思います。

・キミー・マイズナー選手
浅田真央選手と対照的にこちらは3Aを敢えて回避して、3Lz+3Tなどのコンビネーションジャンプで堅実に得点を稼ぐ作戦が功を奏した様です。
スピンやスパイラルでもSPと同じくレベル4の内容を維持し、これが逆転で2位となる最大の要因になった様ですね。

・浅田舞戦手
前半に3Fと3Tで2度転倒してしまった様ですね。中部ブロックやキャンベル国際ではもっと落ち着いた演技を披露していただけにこの結果は残念。GPシリーズ初戦というのが舞戦手にとって、予想以上のプレッシャーになってしまったのかもしれません。
でも得意のスパイラルではレベル4をもらい、後半になると3S+2Tや2A+2Tのコンビネーションジャンプを決めている所に舞選手の意地を感じました。

・産経新聞 「安藤がGP初優勝、浅田真3位 スケートアメリカ最終日」
http://www.sankei.co.jp/news/061029/spo004.htm

◎放送後の感想

・安藤美姫選手
「この演技を五輪でしたかった。」というのは、本当に安藤選手の本音だったのでしょう。
右足小指を骨折するなど、調子が上がらず苦しんだ昨シーズン。その原因を自己分析し「練習に集中出来なく、五輪が控えている大事なシーズンだと分かっていても、ハードトレーニングを積まず五輪に臨んでしまった事は私自身反省しています。」とコメントしていた安藤選手。
その結果、トリノ五輪での成績は15位。決して力を出し切ったとはいえない内容でした。この時の心境を「大きな舞台でも逃げないで挑戦したいという気持ちと、挑戦したら絶対に次につながるというのを、応援して下さっている方々に伝えたかった。」と説明。準備不足なりにも精一杯の力を発揮しようとした表れが、あの4回転サルコウへの挑戦だったのかな?と感じました。
そして安藤選手の心に生まれた「もう一度この舞台で滑りたい。ここで辞めたら何か物足りない。」という思い。
そのために最初に手をつけたのはジャンプの修正。
「昨シーズン、ジャンプの軸が太くなってしまっていて、自分のジャンプじゃなくなっている事に気付いて、このジャンプをまた私の武器に戻して勝っていきたいと思い、門奈コーチにお願いしました。」と初めてスケートを習い始めた時の恩師に依頼。
「10年でここまでジャンプを跳ばせてくれたのは門奈コーチのおかげだと思っているので、あの頃の自信をまた取り戻したいなと思って。」
原点に立ち戻り、もう一度基礎からやり直す練習の日々。
1回転のジャンプから跳び始め、付いてしまった悪い癖を辛抱強く直していくのは本当に大変だったと思いますが、昨シーズン出来なかったハードトレーニングを積み重ね、その結果今回のスケートアメリカでの素晴らしい演技にその弛まぬ努力が結びつく事に。
「私が五輪代表に選ばれた事によって、不安を持った方もたくさんいる事は、私自身よく分かっていました。今季はそう思った方々の気持ちを覆せる様に頑張ろうと心に決めていたので、今日の演技で少しは自分の力を証明出来たかな?と思います。」
自分への自信を取り戻した安藤選手。次に出場するフランス杯でもこの自信を維持して頑張って欲しいです。
ちょっと心配なのが、このハードトレーニングで痛めてしまった右足。おそらく痛みもあると思うのですが、今回その様な状況でもこれだけの演技を披露出来たので、次の試合でもこの試練をもろともしない精神的に成長した安藤選手の姿を期待したいです。
それから、体重が5Kg減ったという記事がありましたが、門奈コーチによるとそれほどの体重の変化はないそうで…。でも見た目があれほど締まって見えるというのは、今まで身体についていた脂肪が相当筋肉に変わったのでしょうね。新しいスパンコールを散りばめた黒い衣装も、少しスレンダーになった身体にとてもよくマッチしていました。
それからこのFSのプログラム構成を見ていると3Sを2番目のジャンプとして跳んでいますが、これはそのまますぐに4Sへ変更出来る構成ですね。この4Sを今シーズンは封印すると宣言した安藤選手ですが、実際は今も練習しているとか。今まで一からジャンプを作り直して来た過程からすると4Sが完成するまでもうしばらく時間がかかるのかもしれませんが、安藤選手自身も納得するレベルにその4Sが達した時には、いきなり披露というサプライズがあるかもしれませんね。是非その時を楽しみに待ちたいと思います。

・浅田真央選手
昨シーズンはジュニアクラスに籍を置きながらのGPシリーズ参戦。得るものはたくさんあっても失うものは殆ど無く、本当にこわいものなしの心境で真央選手は戦っていたのではないでしょうか。
それがGPファイナルで優勝すると世界中の選手からマークされ、今度は“追う立場”から“追われる立場”へ。
初めて守るものが出来て臨んだ世界ジュニア選手権では思うような演技が披露出来ず、韓国のライバル、ユナ・キム選手に次ぐ2位という結果に終わってしまいました。
「(この大会で)初めて悔しい思いを感じました。」とコメントしていた真央選手。
常に勝つという事の難しさ、それに伴うプレッシャーがいかに重いものかを真央選手によって実感させられた大会でした。
今大会でも真央選手に全く同じ様な印象を受けたのですが、今回少しだけ違っていたのは「ステップからの3A」という新しい技を取り入れていた事。
練習では決められても、本番ではまだ不安が残る心境だったのでしょうか。この「ステップからの3A」を失敗した後、続けざまにジャンプでミスする真央選手には本当に信じられない思いでした。
一つの目標とする記録がかかっているスポーツ選手が、その目標到達直前で足踏みしてしまう光景がよくありますが、今の真央選手にはそれに似た状況を感じます。
“新しいものを生み出す苦しみ”といったらいいでしょうか。今はそれで必死にもがいているのかもしれませんが、真央選手が自分なりに気持ちの整理が出来た時にはこの「ステップからの3A」も本番で成功させ、また一回り成長した姿を試合で見せてくれる事でしょう。
「NHK杯までまだ時間があるので、しっかり考えて練習していきたいです。」と真央選手。
今大会での残念な気持ちを「これくらい」と片手を胸の辺りにかざして示した後、次の試合に向けて頑張っていきたい気持ちを「これっくらいっ!」とその片手を精一杯上に挙げてこちらの気持ちの方がはるかに大きい事を身体で表現していたのを見て、次のNHK杯に向けかなりの闘志を燃やしているのを実感。
「自分が持っている技術を全部出せる様に頑張って、いい点数が出ればいいなと思っています。」というコメントからすると「ステップからの3A」も本番で見せてくれそうですね。
その後のGPファイナルについては、「昨シーズン優勝したので、今シーズンも出場して優勝出来たらいいなと思います。でもそれを意識し過ぎるとまた硬くなってしまうので…。」と真央選手。
プレッシャーに打ち勝つ術を身につけ、更に成長した姿を真央選手が見せてくれる事に期待したいです。

・浅田舞選手
今までの黒を基調とした衣装から新しい白を基調とした衣装へ。FSのプログラムに使用する曲のパートを変更した事に伴う衣装のチェンジですね。今回の「白鳥」の衣装もスカートの裾などがとても凝っていて舞選手の雰囲気にもとてもよく合っていました。
この舞選手の「白鳥の湖」を見ていると思い出すのが2002〜2003シーズンに村主選手が披露していたFS「白鳥の湖」の演技。2人がストレートラインステップを踏む時に使用している曲のパートがほぼ同じで、これはやはり両方の選手に振り付けをしたローリー・ニコル氏の影響が大きい様な気がしました。
今大会ではジャンプのミスはありましたが、舞選手の個性はプログラムの随所に出ていたと思いますので、この経験を生かし次の中国杯では持っている力を精一杯発揮して欲しいと思います。

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