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zoom RSS Champions on Ice 2006 静岡公演 (6)

<<   作成日時 : 2006/09/21 13:17   >>

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ここではChampions on Ice 2006 静岡公演 (5) に続き、フィナーレなどについて書いて行こうと思います。

・Champions on Ice Official Website
http://www.championsonice.com/

● フィナーレ
北サイドのステージにダンサーのアントニオ氏が現れ、タンゴのリズムに乗って激しいタップダンスを披露し始めると、照明の当たっていないリンクに椅子を持った男性スケーターとそのパートナーの女性スケーターたちがそっと登場し、自分達の出番まで男女ペアのどちらかが椅子に座り、もう一人がその後ろに立った状態でしばらくスタンバイ。
そのペアの組み合わせと衣装は“本田(上下とも黒)&村主(赤のセパレーツ)”、“ペトレンコ(上下黒に赤のネクタイ)&スルツカヤ(黒のワンピースで胸に大きな赤いハート付)”、“ランビエール(上が赤で下が黒)&ボナリー(黒)”、“ドロビアツコ(赤)&バナガス(上下とも黒)”、“アニシナ(赤)&ペーゼラ(上下とも黒)”“ベレズナヤ(赤)&シハルリドゼ(上が赤で下が黒)”という内容。リンクに登場した全てのスケーターが赤と黒の衣装で統一されていました

曲がムーランルージュの「ロクサーヌのタンゴ」(高橋大輔選手がEXで使用している曲ですね。)に変わり、リンクに照明が当たると、それまで椅子に座っていたアニシナがステージ上のアントニオ氏に駆け寄り一緒にタンゴを踊り始めました。リンクに残った男女ペアのスケーターたちもそれを合図にダンスを披露。小道具の椅子をうまく使い(交互に座るなど)男と女の駆け引きを思わせる濃厚な内容だったのですが、どのスケーターも目線をビシッと決めて踊っていたのが印象的。特にアニシナの“目ぢから”は群を抜いていて、他を圧倒する迫力を感じました。
しばらく椅子を使ったダンスを披露した後は、2人とも立ち上がってしっかりホールドし合いタンゴのリズムに乗ってステップを踏み始める男女ペア。この時アニシナはアントニオ氏の元を離れ、ペーゼラと組んで踊っていました。

その後は男性スケーターと女性スケーターが南北に別れ、交互にリンク中央でスピンを披露するのを2回繰り返していたのですが、その豪華さに会場からは大きな拍手。ほぼ全員アップライトスピンを見せていたのですが、ボナリーだけI字スピンを披露し一人でかなり目立っていました(笑)。

ここで赤いセパレーツ衣装の荒川さんが両脇にベセディンとポーリシュクを従え登場。そしてリンク中央で荒川さんがレイバックスピンを披露し始めると、その荒川さんに恋する(という設定の)ランビエールが続いて登場し、すぐ横でシット→アップライトのコンビネーションスピンを見せながら荒川さんに最後の猛アタック!
するとスピンを終えた荒川さんは今まで首にかけていたネックレスをプレゼントしてくれたポーリシュクに返し、ランビエールの元にいくと「答えはイエス」と言わんばかりに激しく抱きついていました。
その時“元カレ”のポーリシュクは男性スケーターに担がれて退場(笑)。これには場内からも笑いが起こっていました。

次は男性と女性に別れたスケーターがそれぞれ場内を一周。そしてそのまま全員でスピンを披露していました。村主選手はこの時高速アップライトスピンを披露していたのですが、その横で同じ赤のセパレーツ衣装の荒川さんも高速アップライトスピンを披露していたのが印象的。この2人のスピン競演には場内からも「オーッ!」という少しビックリした様な声も聞こえて来ました。

曲がノリノリのものに変わると男女のスケーターが横一列に並んで肩を組み、端のスケーターから順番に腕をくねらす“ウェーブ”を披露。ここでコーエン選手が登場し、皆の周りをグルッと回った後I字スピンを見せていました。ウェーブを披露していたスケーターたちはそれが終わると、今度は交互に脚を前に出しながらラインダンス。どのスケーターもとても楽しそうで笑みがこぼれ、観客らも手拍子などをして一緒に盛り上がっていました。
最後は女性スケーターが全員でレイバックスピン(ボナリーはここでバックフリップを披露)。この間に男性スケーターは再び椅子をリンクサイドへ取りに行き、締めは全員がリンク中央に集まり輪のように並んでフィニッシュ。この時ベセディンとポーリシュクはその輪の真ん中で逆立ちリフトを決めていました。
この瞬間、天井のいたる所から花火が噴き出し、会場に最後の彩りを。観客らもその様子に思わず歓声をあげていました。

その後Champions on Iceのフィナーレでは恒例の曲「We Will Rock You」と「We Are The Champions」(ともにQueen)が流れ(選曲があまりにもベタですが…。笑)、スケーターたちは場内をまず一周。そして東西の観客に挨拶をした後、リンク中央で輪を作り場内の観客に向かって笑顔で手を降り始めました。観客らもそれに応えてスタンディング・オベーション。最後はかなり感動的なフィナーレとなりました。

ショー(夜の部)が全て終わり、観客も殆ど会場からいなくなった頃、リンクサイドの登場口に出演スケーターたちが再び集まって来ました。どうやらこれから出演者全員での記念写真が撮影される模様。休憩時間中に白いカツラの男性が乗っていた自転車も引っ張り出され、そのサドルに真っ先にまたがっていたのはアイスダンスのアニシナ(笑)。続いてその後ろにペーゼラが皆から促されてまたがったのですが、こんな時でもこのペアは“女性優位”なのですね(笑)。その後は皆仲良くリンク脇に並んで記念写真に納まっていました。

【雑感】
今回この「Champions on Ice」は日本初上陸という事でしたが、出来るだけ普段北米で開催されている公演に近い雰囲気を味わいたかったため、「荒川祭り」になる事が必至の仙台公演を避け静岡公演を観たのですが、それでもかなり日本のニーズに合わせた内容になっていました。本来ならトリを務めるのはクワンやプルシェンコなのでしょうね。
出演メンバーも最終決定まで色々と変更がありましたが、この公演のためにわざわざ来日してくれた海外スケーターには特に感謝したいです。

今回ツアーメンバーの殆どは2プログラムを披露。それはそれでとても「おいしい」のですが、逆から見るとそれだけメンバーが少なかったという事にもなります。
以前(2002年)、アメリカでこのショーを見た時はソルトレイクシティー五輪の金メダリストが全員顔を揃え、しかも女子シングルに関しては1位のサラ・ヒューズ選手から5位の村主選手までが一挙に出演という豪華さでした。それに従来のツアーメンバーを加えると一人が1プログラムを滑るだけで十分ショーが成り立ち、その時と今回のメンバーの顔ぶれを比べると、どうしても今回の方が少し見劣りしてしまうのは否めません。

会場も(キャパシティの大きいアイスリンクが国内にないので仕方がないのですが)静岡、仙台とも特設リンクでしたし、NHLのホームリンクなどを使って開催される北米でのショーとは、やはりどこか雰囲気が違って見えました。
といっても、日本ではやっとフィギュアスケートのアイスショーが注目されて来たばかり。これを文化としてしっかり根付かせるためには、まだまだこれから時間が必要なのでしょうね。

今回は荒川、本田、村主、中野といった国内選手も参加していましたが、今後はもっと多くの国内選手がこのショーに招待され、演技を披露出来る事を望みたいです。

(個人的には4年前と変わらず元気な所を見せてくれたボナリー、ペトレンコ、ベセディン&ポーリシュクらベテラン勢の活躍が嬉しかったです。)

【おまけ】
今回の公演でも、入り口近くのブースでは盲導犬のためのチャリティTシャツが販売されていました。夜の部が開演する前には村主選手がそのブースでTシャツにサインをするなどして販売に協力していたのですが、第一部と第二部の間の休憩時間にも同じようにサインをしていたのにはビックリ!
村主選手は第一部のトリでの演技でしたから、急いで着替えて来たのでしょうね。そのファンを思う気持ちには頭が下がります。

盲導犬のチャリティTシャツ販売コーナーで村主選手を見かけたのはDOI、PIWに続き今回のCOIで3度目なのですが今回はちょっと色々考えさせられました。といっても村主選手に何か問題があるという訳ではなく…。
今までの販売会場で見て来た様子というのは、どこかほのぼのしていて和気あいあいとした雰囲気でした。でもこのCOIでは村主選手の周りにカメラ付携帯を構える人たちが殺到。本当にTシャツを買いたい人たちがなかなか村主選手の前までたどり着けない事態にまでなっていました。
マネージャーや販売スタッフの方々が何度も「撮影だけの方は少し後ろに下がって下さい!」と大声で叫ぶ姿を見るのは、少し心苦しかったです。村主選手の人気がとても高い事は嬉しいのですが…。

この様な状況を見て、集団でカメラを向けられる事の怖さ(頭では理解していますが)を改めて思い知らされた気がしました。
村主選手がサインをしていたテーブルの一番端辺りに立っていても、常に後ろから誰かに押されている状態。そして顔の前にはカメラ付携帯を持った手が背後から何本もニューッと…。もちろん、カメラはこちらに向けられているのではなく、村主選手を撮っていたのですが。
とはいえ、何の前触れもなくいきなり目の前でカメラを構えられるのは、やはり気持ちのいいものではないですね。
村主選手自身も撮られる事自体には慣れているのだと思いますが、自分の意識していない無防備な状況を撮影されるのは、やはり望んでいないはず。

演技中の撮影でもそう。村主選手の「やはり片足を上げてY字スパイラルなどをしている時に正面から撮られるのはちょっと…」というコメントを聞いたりすると、色々と考えさせられます。
撮影する側は「絵になる」という理由だけで、その様なシーンを狙う事がありますが、必ずしもそのシーンでなければならない理由はどこにもなく…。これは双方にとっても本当に難しい問題ですね。
一つだけ言えるのは、撮影される側に対し常に思いやりの気持ちを持つ事を忘れてはならないという事でしょうか。
そうすれば、上記の二つの件についても解決の糸口が見えてくると思います。

Tシャツ売り場でファンの一人一人と丁寧に接している村主選手。それは本当にとても心温まる光景でした。
この様なイベントを将来中止にさせないためにも、一人一人のマナーがこれから更に問われて来るのでしょうね。

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2006/09/22 00:33
盲導犬チャリティーTシャツ 年内販売未定について
Memoryさんの「Champions on Ice 2006 静岡公演 (6) 」を読んで。 ...続きを見る
COSの日記
2006/09/22 00:48

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
COSです。
初めて、コメントさせて頂きます。

僕も、COI静岡公演2日目第1回公演を観て来ました。
Memoryさんのこのレポートで、改めて当日の感動が甦りました。

村主選手の盲導犬チャリティTシャツの販売協力には、僕も、頭が下がります。
「SavingGrace」に問い合わせたところ、年内の販売は、未定になったそうです。在庫が無くなったのかも知れません。
もしそうだとすると、村主選手は、喜んでいるでしょうね。

(続きます)
COS
2006/09/22 00:16
COSです。続きです。

僕は、PIW東伏見でこのサイン入りTシャツを買いました。
開場4時間前(笑)に着いたので、村主選手が来てくれるまで楽しみに待ちました。
来てくれた直後は、殆ど人がいません。おかげで、村主選手の素敵な笑顔の写真を撮ることが出来ました。

Memoryさんのこの記事を読むと、販売が再開された時には、対策が必要になるでしょうね。
十分な販売スペースを設けるべきでしょう。
予めサインしてあるTシャツを売る方法もあると思います。

僕は、自分のブログで、このTシャツを買う際のマナーを呼びかける記事を書きました。
Tシャツを買わないで、サインや写真を撮るべきではないでしょう。
せめて、募金するべきです。

Tシャツを買うことで、サインを貰えたという喜びと、慈善活動出来たという満足感が得られるこの素晴らしいイベントは、ずっと続けていって欲しいですね。
COS
2006/09/22 00:18
コメントありがとうございます。
チャリティーをする気持ちは心のゆとりから生まれると思いますので、その心遣いを周りの人たちにも向け、互いに譲り合う余裕を持つ事が大切なのでしょうね。
Memory
2006/09/23 08:36

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