記憶箱 〜大切な瞬間をいつまでも留め置くために〜

アクセスカウンタ

zoom RSS Dreams on Ice 2006 (3)

<<   作成日時 : 2006/07/25 01:00   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

第二部が始まる前に…。
休憩時間には、選手たちもちょこちょこ客席に顔を出していたのですが、南里選手が甚平姿でリンクサイドを走り抜けていったのには、ちょっと笑ってしまいました。他にも客席には、浅田姉妹のお母さんや安藤選手のお爺さんの姿も。このお二人は、お子さん(お孫さん)が出る試合やショーを比較的多く会場まで観に来ていらっしゃいますね。

それから、オープニングでも生歌を披露してくれたフランス人の男性シンガーのマキシムさんと、スペイン人の女性シンガーのヨーヨーさんがそれぞれ1曲ずつ歌い、再び会場を盛り上げていました。

● 第二部
・ 中野友加里選手
ブルーのワンピースに薄紫の番傘を手にした“和”テイストの格好で登場。その傘には綺麗に花が散らされていました。曲は映画「SAYURI」より「Memories of a Geisha」。
冒頭で傘を持ったままアウトエッジからインエッジに乗り換えるイーグル、そしてピボットターンなどを披露。ふっと下に目線を落としてみたり雰囲気作りもうまいですね。ジャンプは3T、2Aと続けて成功。本当に安定感が出てきました。回転速度の速いレイバックスピンはサイドからキャッチフットへと変化し、スパイラルは頭の後ろでキャッチフット(右足のフォアインからアウトへチェンジエッジ)→身体の前で脚上げ(バック)→Y字のキャッチフット(フォア)のバリエーションを披露。途中では笑顔もこばれ、滑っていて本当に気持ち良さそう。
そのスパイラル直後に見せたコンビネーションスピンは、バックエントランスからキャメルに入るなど難度を上げるための工夫がされ、やはりEXというより試合のSP用に作られたプログラムという事が、ここから見て取れました。キャメルの後は、ドーナツ→頭の後ろの高い位置でキャッチフットと変化。
ストレートラインステップはウィンドミルなども取り入れ、観客の手拍子にも乗って軽やかに滑り切り、締めはフライングキャメル(チェンジエッジ)→ドーナツのコンビネーションスピン。ドーナツスピンでは左手で変化をつけなからたっぷりと魅せてくれました。
最後は再び番傘を手に取り、笑顔でポーズ。ミスのないほぼ万全の出来に、演技後も笑顔が絶えない中野選手でした。

・ エレーナ・ソコロワ選手
オープニングと同じ黒を基調とした衣装。冒頭からノリノリの曲に合わせて四方に投げキッス。キュートな笑顔も爆発していました。いかにもEX用のプログラムという感じで、随所で腰を振るなどのセクシーダンスを披露。大胆なカットの衣装とのマッチングも良く、このいやらしくなり過ぎないギリギリの所がソコロワ選手の魅力なのでしょうね。ハイティーンの選手とは一味違う大人の魅力が満載の演技だったと思います。
このプログラムで披露した要素は序盤で2Aとレイバックスピン。中盤ではスパイラル(頭の後ろでキャッチフット・右足のフォアインからアウトへチェンジエッジ)。最後はストレートラインステップとフライングキャメル→高速アップライトに変化するコンビネーションスピンでした。

・ 渡辺心&木戸章之組
渡辺選手は上が黒でスカートがピンク、木戸選手がその逆で上着がピンクで下が黒のパンツで登場。この組は比較的衣装でピンクを取り入れる事が多い様な…。木戸選手が着ている上着の左胸には“Aki”の文字。そして渡辺選手のポニーテール&フレアースカートの格好はどことなくロカビリーな雰囲気をかもしだしていますね。
曲は「イン・ザ・ムード」など3曲のメドレー。この「イン・ザ・ムード」は映画「スウィングガールズ」でも使われていたジャズナンバーで、比較的よく耳にする曲だと思います。ノリのいいこの曲に乗って、社交ダンスのジャイブで見られる様なキレのあるステップを随所で披露。リフトでは拍手も起きていました。木戸選手はその後、側転をして見せるなどサービス満点。ストレートラインステップではツイズルなども入れ、2人とも最後までリズムに乗り楽しい演技を披露してくれました。

・ ジョニー・ウィアー選手
黒が基調で、肩から腰にかけてシルバーとグレイの模様が施されたワンピースの衣装。曲はフランク・シナトラの「マイ・ウェイ」。静かに始まるこの曲に合わせ、リンクサイドの客席前までスーッと滑って行き両手を差し出してニッコリ。もうそれだけで、会場の女性ファンから黄色い声援がとんでいました。その後もしっとりしたこの曲を、綺麗なイーグルやリンクに片手をついたピボットターンなどでうまく表現。ストレートラインステップではエッジを深く使い、3Tが決まるとまた会場からは大歓声が…(笑)。
中盤でのスピンは、フライングシット(身体を上にひねる→フリーレッグを軸足の膝上に→その体勢のまま両腕を背中の後ろで反らす)→高速アップライトのバリエーションを披露。その後、曲の盛り上がりに合わせてスピードを上げ、3Lz、3Tとジャンプを続けて成功させていました。流れに乗って見せたY字スパイラルの美しさもさすがですね。
終盤の曲のクライマックスでは、アラビアンをなんと10回繰り返した後、フライングシット→足換え→シット(身体を上にひねる→フリーレッグを軸足の膝上)→I字→高速アップライトのコンビネーションスピンを披露し、場内からは割れんばかりの大歓声と拍手。スタンディング・オベーションが演技の終わるのを待たずして起こったのも、これまでの出演者の中で初めて。改めてウィアー選手の人気のすごさを再認識した瞬間でした。

・ 申雪&趙宏博組
申雪選手が上下とも白、趙宏博選手は上着が白で下が黒いパンツというシンプルな衣装で登場。男性ボーカルのスローバラードに合わせて、冒頭から逆さの状態でリフトし、そのままターンをする大技を披露。2人揃ってのスパイラルも曲の甘い雰囲気をうまく表現していますね。
スロー3サルコウは本当に高さもあり、ダイナミック!会場からは悲鳴に似た歓声も…。イーグルからリフト、そしてそのまま趙宏博選手が申雪選手を抱えて振り回すような豪快な技はこのペアならではですね。
演技の緩急をつけるのもうまく、2人でイーグルを見せた後は、ダイナミックなダブルツイストを披露。終盤で再びリフトを見せ、最後は2人抱き合ってフィニッシュ。
技の豪快さだけでなく、演技にストーリー性を持たせる表現力もトップクラスと改めて感じさせられた演技でした。

・ 織田信成選手
上下黒の衣装で、袖口と襟の部分が白。衣装からは少しフォーマルな印象を受けたのですが…。曲は「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」。スタンダードなジャズナンバーですね。冒頭からお尻をプリッ!プリッ!と振り、今度は横にヒョコッ!ヒョコッ!という感じでジャンプ。そして肩を上下させる仕草などを続け、衣装と曲から受けたイメージは見事に裏切られてしまいました(笑)。やはり今シーズンもコミカル路線でいくのですね。
最初に2Aを決め、3Lz+3Tも危なげなく成功。難度の高いコンビネーションジャンプが入っている所からは、やはりSPのプログラムだなと実感。ランディングをふわりと柔らかく降りるのは、相変わらずですね。
中盤ではフライングシットスピン(身体を上にひねる→フリーレッグを軸足の膝上)を見せた後、すぐに足換えシットスピン(身体を上にひねる→足換え→フリーレッグを軸足の膝上)を続けていたのですが、それでも回転軸がブレない所はさすが!サーキュラーステップでは観客の目の前で速いツイズルを披露したり、片膝をつくなど見所がいっぱい。
右足一本でロッカーターンを繰り返しながら挑んだ3Fは着氷で乱れ、何とかこらえようとするも最後はリンクサイド席の目の前で転倒。でも「頑張れ!」という声援と拍手を受けると、すぐに笑顔を取り戻していました。
終盤では膝を柔らかく使ったストレートラインステップを披露し、締めはキャメル→シット(身体を上にひねる)→足換え→シット(フリーレッグを軸足の膝上)→アップライトのコンビネーションスピン。最後に両手で指さしポーズを作り、コミカルに終わるのは、織田選手のこだわりでしょうか(笑)。

・ 浅田真央選手
黒と濃いピンクを基調にした衣装。曲は「ハバネラ」。03〜04シーズンにも、黒とピンクの衣装でこの「ハバネラ」の曲を使ったEXを披露していましたが、その頃から比べてグッと大人っぽくなりました。といってもまだ15歳。妖艶な雰囲気をかもし出すまでには、もう少し年月が必要ですね。今回の「ハバネラ」は天真爛漫な女性といった所でしょうか。
最初にピンクのストールを身体にまとわせる様にしながら客席に近づいて行き、そのストールをふわっと投げ捨てると今度は両手を頭上に掲げながら手首をクルリ。「どう?私を見て!」という感じがとても可愛らしくていいですね。
ジャンプは最初の3Lzは成功したのですが、3Loがわずかに両足着氷。サーキュラーステップは軽やかなエッジさばきでウィンドミルなども披露。フライングキャメル(チェンジエッジ)からドーナツスピンへの変化もとてもスムーズです。
イーグルでは再び両手を頭上に掲げ手首をクルリ。その直後に跳んだ2Aも危なげなく成功させ、スパイラルは片手ビールマン(左足フォアアウトからインへチェンジエッジ)→片手ビールマン(バック)→ノーマル(バック)→そのまま片手をついてピボットターンのバリエーション。ビールマンの時は脚を支えていない方の手を高く掲げながら、またまた手首をクルリクルリと回す仕草を繰り返していました。最後はレイバック→片手ビールマンスピン。演技後は会場からの拍手に満面の笑みで両手を振り応えていた真央選手でした。

・ 高橋大輔選手
上が黒のシースルーに赤のインナー、そして下が赤のパンツ姿で登場。シースルー部分は、昨シーズンのランビエール選手がFPで着ていたシマウマ模様の衣装のような柄になっていました。曲は「ロクサーヌ」。今回はボーカル入りでした。
最初に3F、2Aとジャンプを危なげなく決め、続けてフライングシットスピンを披露。つなぎの部分でも目線を決めながら両手を大きく動かし、観客にセクシーさを存分にアピール。3Lzも成功させ、サーキュラーステップでは速くて細かいステップを見せてくれました。バタフライジャンプを一つ入れた後はストレートラインステップ。これが本当に圧巻で、ロングサイドのリンクを往復してもスピード、キレとも落ちない素晴らしさ!サーキット・トレーニングで筋力を高めた成果が本当に出ていますね。バレエジャンプを跳んだ後は、キャメル→シット→レイバック→シット→高速アップライトのコンビネーションスピン。最後はリンクに片手をついてフィニッシュ。男っぽさが前面に出た、いかにも高橋選手らしい演技でした。

・ マリナ・アニシナ&グウェンダル・ペーゼラ組
二人とも濃いえんじ色の衣装で登場。今回は緑色のストールをアニシナ選手が首に巻きつけたりして、効果的に使っていました。滑りのうまさはもちろんなのですが、時おり見せるアクロバティックな姿勢でのスケーティングは本当に驚かされます。ペーゼラ選手の足の上にアニシナ選手がブレードを乗せたまま、2人でイーグル(変形)をしてみたり、アニシナ選手がペーゼラ選手をリフトしてみせたり(これはこの2人の定番演技ですね。)。その辺を良く分かっているファンからは、惜しみない拍手が送られていました。強い目線を随所で決めながら踊るアニシナ選手は、本当に妖艶という表現がピッタリ。演技の終盤ではリフトされたアニシナ選手がペーゼラ選手の顔を緑のストールで覆ってしまう場面も。2人の作り出す独特の雰囲気が満喫できる素晴らしい演技でした。

・ 村主章枝選手
濃いピンクのインナーに黒い透かし模様の入った衣装で登場。合わせてはいていた黒タイツの足首には銀のスパンコールでハートマークが施されていました。ハートマークが付いたコスチュームといえば、04〜05シーズンの「ピンクパンサー」もそうですね。その時は腰のバックル部分がハート型になっていました。
今回の村主選手の演技で一番感じたのは「高級感」。今回のショーではカルメンの曲を使った演技を披露した選手が他に複数いましたが、その中でこの「高級感」はとても際立っていました。
最初に椅子を使った挑発的な踊りで観客の注目を集めておいて、ふいに場内を暗転させる演出はシブイですね(笑)。舞台演技の第一幕を見終わった様な感覚になります。再び明るくなると、村主選手の手には黒い扇子。目線を効かせた誘惑するような踊りから、その扇子を持ったままのレイバックスピンへの流れはとても綺麗でした。
前回の「キダム」で見せた観客とふれ合う演出は、今回の「カルメン」にも取り入れられていましたね。扇子で胸元を覆いながら、そこからおもむろに赤いバラを取り出し、観客の目の前へ思わせぶりに差し出すシーンは、村主選手自身がこの場面をとても楽しみにしているのが伝わって来ます。
他に、つなぎの部分での小刻みなステップなどで感じたのは、妖艶さよりも可愛らしさ。これは笑顔を振りまきながら、さも楽しげに演技する村主選手の印象が強いのかもしれません(笑)。
後半に向けて次第に演技を盛り上げていくのは、村主選手の真骨頂。観客の手拍子にも乗り、激しく力強く踊るサーキュラーステップは昨シーズンのSP「Toca Orilla」のものをアレンジしたものですね。フラメンコ調の曲だけでなく、「カルメン」にもこのステップはよく合います。その勢いを保ったままバレエジャンプを2回披露し、締めはキャメル→シット(身体を上にひねる)→レイバック→足換え→シット(身体を上にひねる)→高速アップライトのコンビネーションスピン。特に最後の高速アップライトスピンでは「待ってました!」といわんばかりに、一段と会場からの歓声が大きくなりました。
そのまま演技が終了するかと思うと、最後にまた椅子の置いてある場所に戻りポーズをとる所などは、とても“粋”ですね。最後の最後まで観客を飽きさせない、とても凝ったプログラムに感じました。
ジャンプは3Sは2Sになってしまったのですが、3Lzは成功。フライングキャメル(チェンジエッジ)からドーナツへ変化するスピンもまだ完成形とはいえませんが、何でも克服しようと挑戦し続ける村主選手を今後も期待して見守っていきたいです。

・ ステファン・ランビエール選手
上が黒のタンクトップにベージュのシャツ、下がスウェード地の黒いパンツ姿で登場。そして顔には白いマスク。男性ボーカルのゆったりとした曲に合わせて、しばらくマスクをつけたまま滑り、そのマスクを外して素顔を見せた瞬間、会場から「キャーッ!」という黄色い歓声が…。その後はジャンプを2A、3Tと続けて成功させ笑顔。つなぎの部分でも客席の目の前でサッと手を差し伸べたり、サービス満点。
細かいエッジさばきのサーキュラーステップを見せた後は、キャメル→シット(身体を上にひねる)→足換え→シット(頭を抱えるような姿勢)→アップライト→足換え→シット(身体をくの字に曲げ、つま先を持つ姿勢)→足換え→シット(フリーレッグを軸足の膝上に→両腕を背中の後ろで反らす)→足換え→シット(身体を上にひねる)→足換え→シット(身体を上にひねる)→高速アップライトと怒涛のようなコンビネーションスピンを披露。約1分近く回っていたのではないでしょうか。場内も途中からこれはただ事ではないと気付き始め、スピンの締めでは本当に大歓声に包まれました。
最後は再びマスクを拾い上げ、手を切なげに差し伸べながらマスクをはらりとリンクに落とす凝った演出。
大歓声の中でスタンディング・オベーションも起こり、それに促されるように再びフライングシット→高速アップライトのコンビネーションスピンを披露していたランビエール選手。途切れない場内からの拍手に最後まで笑顔で応えていました。

・ 荒川静香選手
衣装はおなじみのゴールドの衣装。曲は「アヴェ・マリア」。最初にスパイラル(ノーマル・左足のフォアインからアウトへチェンジエッジ)を見せた後、イーグルから直ちに跳ぶ2Aを披露。フライングキャメル(チェンジエッジ)からドーナツに変化するコンビネーションの後は、EXならではのステップの組み合わせ。ノーマルのスパイラルポジションでエッジをスライド→頭の後ろでキャッチフットするスパイラルポジション(フォア)→ウィンドミル→ノーマルのスパイラルポジション(フォア)→Y字のスパイラルポジションでエッジをスライドというのが内訳なのですが、どのポジションも披露している時間が非常に短く、せわしない感じで終わってしまっているのが残念でした。
両膝をリンクについて後ろに反る技を披露した後はイナバウアー。さすがに国内ではさんざん映像で紹介されたのと、今回の客層が比較的昔からのファンが多かったためか、それほど場内が歓声に包まれる事はありませんでした。続けて3Tを無難に決めると、もう一度スパイラル(太ももを支える様にキャッチフット・フォア)を見せ、最後はキャメル(チェンジエッジ)→シット→足換え→シット→ビールマンのコンビネーションスピン。
演技全体に緩急があまりないせいか、最初から最後までインパクトがなく、スーッと流れていってしまった感じ。これは曲だけが「ユー・レイズ・ミー・アップ」に変わってもそのまま違和感なく見られるのでは?と思うくらい。
一つ一つの技のクオリティは高いのですが、その技を見せる事に終始し、曲の内容が演技からあまり伝わって来なかったのが何より残念に思いました。
今後はもっとテンポの違う曲や、イナバウアーの入っていない演技もぜひ見てみたいです。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
Dreams on Ice 2006 (3) 記憶箱 〜大切な瞬間をいつまでも留め置くために〜/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる